良くあるケースです!面識のない相続人が複数いる相続手続きの解決事例
当事務所が引き受けた、面識のない相続人が複数いる場合の相続の解決事例です。
今回のケースでは、ご相談者様が面識のない他の叔父叔母や、面識のない甥や姪に連絡をとる必要がありました。
しかし、連絡先がわからず相続手続きを進めることが困難なご状況でした。
ご相談時の詳しいご状況、ご相談に至った経緯、当事務所のサポート内容をご紹介します。
ご状況
Aさん(相談者様)の近くに住む叔父がお亡くなりになりました。
叔父様は、
・結婚歴が無し
・妻も子もなし
・叔父様の父母もすでに他界
・叔父様のご兄弟が8名いて、そのご兄弟の中には他界されている方もいる
というご状況でした。
叔父名義の預貯金の相続手続きを進めるにあたり、面識のない他の叔父叔母や、面識のない甥や姪に連絡をとる必要がありますが、連絡先すらわからない状態でした。
司法書士の提案&お手伝い
叔父様の相続手続きを進めるにあたり、戸籍を収集して相続人の確定作業を進めました。
相続人の確定作業が完了した後、面識のない相続人に連絡をとり、事情をお話しして、手続きに協力してくれるようにお願いました。
皆さんは、手続きには協力するものの、他の相続人には、住所を知られたくないし、連絡も取りたくないという方がほとんどでした。
相続人の皆さんから委任をいただき、金融機関を調査し、残高証明書を取得し、財産目録を作成し、相続人の皆さんに送付しました。
法定の相続分の割合で計算した金額を、相続人の皆さんにお振込みする手続きに入いりました。
結果
相続人の皆さんが手続きに協力していただいたおかげで、叔父様の預金は、無事解約することができ、その預金を相続人の皆さんに無事分配し、口座にお振込みすることができました。
相続人のご希望通リ、お互いの住所を知らせることなく、手続きを完了させることができました。
面識のない相続人がいる場合の手続きについて
相続が開始すると、先ずは誰が相続人なのか相続人を確定しなければなりません。
相続人を確定するために、戸籍謄本を取集するところから始めます。
戸籍謄本を集めたところ、異母兄弟がいることが判明するといったケースも良くあります。
異母兄弟と親(被相続人、亡くなった方)との間に交流がなかったとしても、親(被相続人)の子どもであることには変わりがありません。当然相続権が発生しますので、最終的には遺産分割協議に参加いただき、分割内容に同意を得る必要があります。
先方に書面にて相続発生の旨を連絡する
遺産分割協議に協力してもらうために、まずは書面で連絡し、相続発生の旨を伝えて協力を依頼します。
その際には以下の事項を記載して、詳しく説明します。
・相続が発生した旨
・相続財産の内容
・法定相続分
・場合によっては遺産分割案
先方にとってはいきなりのことですので、丁寧に事情を説明し、まずは連絡をしてもうように依頼するのがよいでしょう。
続手続き丸ごとサポートの相談実施中!
相続手続きや遺言書作成、成年後見など相続に関わるご相談は当事務所にお任せ下さい。
当事務所の司法書士が親切丁寧にご相談に対応させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
予約受付専用ダイヤルは0120-327-357になります。
相続手続丸ごとサポートの報酬
通常、信託銀行の遺産整理業務の料金は、最低100万円程度からとなっているケースが多いようですが、当事務所では15万円(消費税別)~となっております。
そのため、相続財産が多額でない場合でもご利用いただけます。
また、信託銀行に依頼した場合、遺産分割協議書の作成や不動産の名義変更手続については司法書士報酬として別途費用がかかりますが、当事務所では司法書士が遺産管理人を引き受けておりますので、これらの手続きについても料金の範囲内で対応いたします。
相続財産の価額 | 報酬額 |
---|---|
200万円以下 | 220,000円 |
200万円を超え500万円以下 | 275,000円 |
500万円を超え5000万円以下 | 275,000円~869,000円 |
5000万円を超え1億円以下 | 869,000円~1,419,000円 |
1億円を超え3億円以下 | 1,419,000円~2,959,000円 |
3億円以上 | 2,959,000円~ |
この記事を担当した司法書士
みなみ司法書士事務所
代表
光山 仁煥 (みつやま ひとし)
- 保有資格
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司法書士、簡裁訴訟代理等関係業務認定、一家族信託普及協会正会員、日本財産管理協会認定会員、 成年後見センター・リーガルサポート登録司法書士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託
- 経歴
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みなみ司法書士事務所の代表を務める。生前におけるご自身の「財産管理」のサポートから亡くなった後の相続手続きまで最適なサポートを実施している。現在では民事信託にも力を入れており、相談者からの信頼も厚い。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信 頼も厚い